《犬の発情出血と避妊》
メス犬は生後6~12ヶ月あたりで最初の発情期を迎えます。大型犬などは12~24ヶ月あたりにくる場合もあるようです。発情期が近くなると、排尿の回数が増えて陰部が腫れてきます。2~3週間の間、出血がありますが、人間の生理とは違って、出血のあとに排卵があるので出血から2週間前後が最も子供ができやすい時期ということになります。
最初の発情出血は不安定なので、一度出血が止まってもまたすぐに出血することもありますが、あまり出血期間が長く続くようであれば獣医に相談することをオススメします。発情出血は4~6ヶ月程度の周期で訪れます。
また、犬にも本当は妊娠していないのに、妊娠しているように錯覚する偽妊娠(=いわゆる想像妊娠です)をすることが多くあり、実際にお腹が膨らんできたり、乳腺が張ったり、オモチャなどを子供に見立てて守ろうとすることがあります。これは、ホルモンの分泌によって起こるものなので、大抵の場合は自然に解消されますが、もし、発情出血の度に起こるようであれば、避妊手術を考えたほうが良いでしょう。
犬の避妊手術について、避妊手術を受けさせるのはかわいそうだ、という人も多いかもしれません。でも、よく考えて下さい。犬は複数の子犬を産みますよね?その全ての子犬達の飼い主を見つけることができますか?飼い主に渡すまで、全ての子犬を躾けて、育てることができますか?その責任が持てなければ、安易に子犬を産ませるものではありません。
そして、純血種の場合、大抵の犬種には遺伝的な疾患があり、場合によっては奇形の子犬が産まれてくることもあるのです。その子犬たちを最後まで責任を持って介護していく覚悟はあるでしょうか?母犬が健康でない場合は、母犬の身体にかなりの負担をかけることにもなります。また、メス犬の多くは中高齢になると、子宮蓄膿症や乳腺症など、場合によっては命に関わる重大な病気にかかることがあります。これらの病気を防ぐためには避妊手術を行うことが一番なのです。
今、挙げた全ての事柄に覚悟があるというのであれば、避妊手術をしないというのも良いでしょう。ただ、無差別に妊娠させるのは良くありません。メス犬が発情出血をすると、そのニオイにつられてオス犬が集まってきますが、この時期はオス犬とのむやみな接触は避けましょう。また、最初の発情出血の時期は、まだ身体が充分に成長していないので、この時期の妊娠・出産は人間と同じで危険です。できるだけ、3回目以降の発情出血の際に交配させるようにしましょう。
また、オス犬に関しても、中高齢になると前立腺肥大や校門周囲腺腫などの病気になることも多くあり、犬の健康を第一に考えるのであれば、去勢手術を受けさせるほうが良いでしょう。

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